アメリカで本当にあった、感動的なお話です。
赤ちゃんを腕に抱っこした女性にかわり、まるでヒーローのように現れた青年が「会計は僕が代わりに払う」と言って代金を立て替えてくれたのです。
見ず知らずの青年が、自分から会計を代わりに支払う、と言われたら、どんなに困った状況でも、やはり不信感を抱くものです。
しかし、この青年の熱心さに、彼女の不信感は消えてしまいます。
下心なしで、本当に困っている人を助けたい、という気持ちを実際に行動にうつせるのは素晴らしいことです。
子連れの女性がスーパーの会計に困っていたところを助けてくれる、といったお話しは、世界を見渡せばたくさんあるものですが、実は、このお話しにはさらに感動の続きがあるのです。
その青年はこの女性に対して「お金は返さなくていいから、他の人に親切にしてあげて」と言い残し、その場を去ってきます。
助けて貰ったお礼の電話をしようと、彼女は青年が働いていたと言っていたフィットネスジムに電話をします。
彼がどれほど素晴らしい店員であるのか知りたい、そしてささやかなお礼を彼女はしたかったのです。
しかし、そこで彼女が聞いたのは、交通事故ですでに亡くなってしまっていたという驚きの事実でした。
この青年の祖母は、「小さな頃から親切なことをするのが大好きな子どもだった。」と言います。
そして今回の親切も「彼にとっては当然のことです」と。
彼女は、この青年の望みだった、他の人への恩送りをフェイスブックで行うことを決め、実践しています。
Photo by littlemoresunshine