ロックンローラーとして人気のダイアモンド ユカイさんが男性不妊だったことは、ユカイさん本人が積極的に不妊治療や育児に関するメディアに登場することで知られるようになってきました。
●男性不妊なのに子どもを授かった理由
ユカイさんは無精子症だったのですが、治療を受けて現在では3人の子宝を授かりました。
最初に無精子症だと解った時にはとてもショックを受けて落ち込んだそうですが、無精子症の中でも「閉塞性無精子症」だったため、治療の効果が出て子宝に恵まれることができたそうです。
「閉塞性無精子症」は、精子は正常に作られているのですが、精管がつまっていて通り抜けることができない状態を指します。
精巣で精子が作られない「非閉塞性無精子症」よりも妊娠の確率が高いといわれていますが、「非閉塞性無精子症」の場合でも体外受精を行うことができる場合があります。
●男性不妊は諦めない気持ちと受診する勇気を持とう
不妊治療と言うと、女性が主体となって行うものだと考えがちな男性が多いようですが、不妊の原因は半分は男性にあります。
100人に1人の男性は無精子症、10人に1人の男性には何らかの精子の異常が見られるデータがあるため、男性も不妊治療に積極的に参加することが求められます。
できれば夫婦揃って医療機関を受診して、女性ばかりに不妊治療の負担がかかってしまう状況を改善しましょう。
ユカイさんも自身の体験の中で、自分の不妊治療も大変だったけれど、奥さんの方がホルモン注射などもしなければならず、もっと大変だと感じたと話しています。
Photo by Aurimas Mikalauskas