子どもの遊びは時代とともに変わっていますが、最近ニュースでも取り上げられていた失神ゲームはとても危険な遊びです。
失神ゲームが流行っているが、脳死にもつながる危険な遊びなので、絶対にさせてはいけないし、その危険性について、小学生以上の子には説明して話しておいた方がいいでしょう。
●失神ゲームとは?
失神ゲームは息を止め、胸を強く圧迫する事で、意識が遠の浮遊感覚を体験できるという内容です。
流行り始めたのは10年ほど前からですが、失神させるため一歩間違えると命を落とす事もあります。
実際にアメリカでは死亡例が出ているそうです。
遊びと名がついていますが、現実にはいじめに使われる事が多いのも問題となっています。
調子に乗った子どもがインターネットに、失神遊びの様子をアップした事から、それが拡散し真似をする子どもが増えている事も懸念されています。
●新潟市で中学2年生の少年2人が逮捕される
つい最近新潟市で中学2年生の少年2人が逮捕されるというニュースが報道され、注目されました。
同級生に失神ゲームを強要した事で、暴行の疑いがあり逮捕されたとの事です。
失神ゲームといっても一時的に意識を失いますから、脳に血液や酸素が行かなくなれば短時間でも後遺症が残る可能性は十分あります。
脳に障害は出ないとしても、心臓に障害が出る可能性も否定できません。
失神して倒れた時に打ち所が悪ければ、頭部外傷で重症になることもありえます。
アメリカではチョーキンキング・ゲームといって、ロープで首を絞め一時的に失神させるゲームが流行っています。
このゲームで実際に命を落とした子どももいますが、ゲームが原因であっても自殺として処理されるケースが多いのも事実です。
アメリカではこうした悪ふざけで年間1000人もの人が死亡していると言われています。
国は関係なくこうしたゲームはとても危険ですし、ゲームなどと軽く扱うべきではないでしょう。
軽い気持ちでもリスクを考えたら絶対にやってはいけない遊びです。
Photo by Pawel Loj