赤ちゃんは病気に弱く、ふとしたことで命を落とすことも少なくありません。
でも1~4歳児で最も多い死因は「不慮の事故」。
恐ろしい病気より、不注意で亡くなる乳幼児がダントツに多いのです。
●事故死の最多は、1歳児
なかでも、不慮の事故で亡くなることが最も多いのは、1歳児。
一人歩きできるようになり、手先も動き、好奇心も旺盛に。
家の中でどんどん活発に動きまわるようになり、背伸びをしたり、手を伸ばしたり、衝動のままに試してみるのです。そして、親の言いつけを守れる訳でもないのが、1歳児。
●よくある事故
1歳児によくある事故をご紹介します。
大きな事故につながる危険があるもの、すぐに気付いてヒヤリハットで済んだものなど、いろんな例があるようです。
◇刃物系
・キッチンでキラキラ輝く包丁を見つけて、手で掴んでいた。
・親が置き忘れた、美容カミソリのキャップをはずして、口に入れてなめていた。
◇溺れる系
・お風呂のお湯をためていたら、水音に興味を持って、お風呂場に入り込み、湯船の水面に手を伸ばし、頭から水に転落。
・親がシャンプーしている間に、湯船に落ちたおもちゃを取ろうとして転落。
◇誤飲系
・ジェルボール状の洗濯洗剤をなめていた。苦くて?泣きだし、発覚。
・上の子のおもちゃの小さなパーツをつかんで、なめていると思ったら、手から無くなっていた。おえっとえずいているので、口を開けてみたら、のどの奥におもちゃが入っていた。幸いすぐに取り出せることができたが、角度によっては窒息していたかもしれない。
◇突き刺さり系
・歯ブラシを気に入り、口にくわえたまま走って転んで、のどの奥に突き刺さった
◇挟み系
・きょうだいでドアで遊んでいて、下の子がちょうつがいの方に指を入れた時に、上の子がドアを閉めてしまい、指が挟まった。骨折寸前だった。
・引き出しを開け閉めして、指を挟んで大泣き。
1歳児はいろんなことに挑戦するのが大好き。昨日届かなかった場所にも手が届くようになります。
だからこそ、今まで大丈夫だった部屋も、見なおしていきましょう。
Photo by daveynin