食品製造会社などから、無償で提供される食品を、生活に困っている人たちに無料で配布している団体があります。
この団体『フードバンク』は、困窮者支援団体に対して食料を提供するがの一般的だったものの、最近では、この取り組みに参加する自治体が増えており、新たな試みもスタートしているようです。
●大量に廃棄される食品・・『フードバンク』で救われる人たちが!
貧困により、今日食べるものがないという人が世界中で増えている一方で、賞味期限が切れているだけという理由で大量に廃棄される食品があることも事実です。
日本でも『フードバンク』といって、生活困窮者を支援する取り組みが始まっています。
とある男性は、1日に食べる食料はインスタントラーメン2個だけ、という生活を送っていたものの、ハローワークで市の生活困窮者自立支援の相談窓口を紹介され、事態は好転していったと言います。
この男性のもとには、担当者の仲介により、『フードバンク』のNPO法人『セカンドハーベスト』からの支援食料が届けられたそうです。
ダンボールには、米や缶詰などの食料がたくさん詰まっていたと言います。
会社も転々として、低水準の賃金で暮らしていた男性は、空腹の心配がなくなったことで、勤め先も落ち着いて探せるようになったと言います。
今は、希望に沿った勤め先を見つけることができ、この苦しい状況から抜け出すための出口が見えてきたと言います。
この男性のように、『フードバンク』の活動で救われている人がたくさんいます。
実際に、食糧支援を受けた人たちからの感謝の気持ちが綴られた、はがきも度々届けられるそうです。
この団体の運営資金は、国からの「『絆』再生事業」の補助金が中心だったのですが、この事業は昨年度末で終了しています。
今年は自治体からの助成があったものの、十分な資金を集めることが出来ず、事業縮小することになったそうです。
たくさんもらって食べきれない、などありましたら、捨てる前に協力を考えてみてはいかがでしょう。
●フードバンク「セカンドハーベストジャパン」
http://2hj.org/
●「食べ物」「お金」「協力」など支援を考えてくれる方へ
http://2hj.org/support/
●沖縄のこどもフードバンク
http://kodomofoodbank.com/
沖縄が全国トップクラス「夏休み明け痩せている子供が年々増える」 現状からスタート。子供たちへ、食事・またその他のものを直接手渡す働きです。
Photo by Nadia Phaneuf