今増えていると言われる放置子、という言葉をご存知でしょうか。
昔の子育てと同じでは、と思う人もいるでしょうが、放置子とは何か、またどのような問題があるのか見てみましょう。
・放置子とは
共働き世代が増える現在増えているのが放置子ですが、その名の通り自宅で一人の時間が長い子どもを指します。
昔も家に帰れば一人の子どもはいましたが、近所づきあいが多かったため、周りの大人が子供を育てるという環境がありました。
しかし近所づきあいが希薄と言われる現在、核家族化も進んでいることから放置子が増えているのです。
一人で過ごす時間が多い子どもは愛情不足から問題行動に発展する可能性があると言われています。
・放置子はどんな子か
放置子は親の愛情がほしいため、他人に懐き、愛想がいいという特徴があります。
つまり両親から得られない愛情を他に求めるという傾向があるのです。
そのため友達の家に行っても親御さんに積極的に接していくため印象も悪くありません。
ただ中には攻撃的な子供もいますし、気を引くために万引きをするという子もいるようです。
外見的特徴には清潔感に欠ける子が多いことが挙げられます。
髪の毛がぼさぼさで伸びてサイズの合わない服を着ている、お風呂に入っている様子がない、靴下に穴が開いているなどといったことがあるようです。
昔は周りが子供を育てる環境が整っていましたから、放置子という言葉も聞くことがあまりありませんでした。
しかし核家族化が進み、近所づきあいが希薄と言われる現在、放置子は社会問題といえるでしょう。
photo by Benedic Belen