東海道新幹線の「のぞみ」は静岡の駅には止まりません。
線路を通しているのに、全て通過されてしまうのです。
そんなことから、「のぞみ」停車は、静岡県民の悲願とすら言われていました。
しかし、ついに、初めて「のぞみ」を静岡駅に停車させることが実現したのです。
その偉業を成したのは、赤ちゃんでした。
2015年11月25日、JR東海道新幹線「のぞみ28号」が、ついにはじめて「静岡駅」に停車したのです。
どういうことかと言えば、のぞみ28号に乗っていたお客さんの1人に妊婦さんがいて、急に赤ちゃんが生まれそうになった、ということなのです。
妊婦さんが急に産気づいたため、のぞみ28号は静岡駅に緊急停車、駆けつけた救急隊員によって無事に病院に運ばれていったそうです。
静岡駅でのぞみが停車したのは初めてですし、緊急停車ということで、乗車していた誰もが驚いたはずです。
しかし、産気づいた妊婦さんを救急隊員に引き継ぐために緊急停車したことが分かると、誰もが赤ちゃんが無事に産まれてくることを祈ったはずで、喜びの声もあがったそうです。
のぞみが通り過ぎる姿しか見ることが出来なかった静岡駅でしたが、今回、緊急停車ということだったとはいえ、この珍しい事件に、たくさんの人が感動したようです。
ツイッターなどでは、今回の事件に関して「赤ちゃんが静岡県民の悲願を実現するとは!」「産まれてくる子どもが男の子でも女の子でものぞみと名づけて欲しい!」などの声が出ています。
Photo by Lou Haach