妊娠が確定した時点で、どこの病院で産むか、里帰りはするかしないか、という点で迷う妊婦さんは意外に多いです。
里帰りしたほうがラクだし、落ち着くし、気心しれた母と父がいるから安心だし、という人もいれば、夫と一緒のほうが安心出来るという人もいます。
里帰り出産のメリットとデメリットはどんなものがあるのでしょうか。
まずメリットから考えてみましょう。
メリットは何より家事を自分でせずに済むという点です。
産後動き回るのは体によくありません。
出来れば家族に食事や洗濯などをしてもらい、自分は安静にして赤ちゃんのお世話に集中するくらいがちょうど良いのです。
また赤ちゃんは夜中でも泣きますから、寝不足になるママもたくさんいます。
そんな中で家事をするのは大変です。
一番のメリットは家族が家事をしてくれる、楽である、という点でしょう。
ではデメリットはあるのでしょうか。
デメリットはなんといってもパパと赤ちゃんが離れ離れになるという点ですね。
また自分自身も夫と離れ離れになって心細くなることもあります。
さらに両親が昼間は仕事でおらず、食事や洗濯などの家事はしてくれるものの、昼間赤ちゃんと二人っきりになってしまうという場合、ストレスがたまって育児ノイローゼになる可能性もあります。
暮らしなれた自分のマンションやアパートに帰るほうがよっぽど気が楽だというケースもあるのです。
さらに里帰り出産でうまく産院を見つけることが出来るかどうかも問題ですね。
里帰りする条件として、家族、主に母親が常に一緒にいられる状態であることが望ましいでしょう。
昼間も一緒に赤ちゃんのことを話したり、お世話を一緒にしてくれるとママは大変助かります。
昼間誰もいない状態で一人でママが赤ちゃんの面倒を見ているくらいなら、自分の家に帰っているのと同じなのです。
妊娠が確定したらまずそれを考えなければなりません。
また義理の実家に帰るという手もあります。
義母と仲がよければ、そういう手段もあるということです。
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