昔は妊娠をすると上げ膳据え膳で、動かない方が良いと言われていましたが、今は妊娠中毒症などを防ぐために体重を増やしすぎないように指導されます。
どのぐらいがいいのでしょうか?
体重を増やしすぎない、といっても、ダイエットは厳禁です。赤ちゃんには栄養をたっぷりあげなくてはいけませんし、強い運動で子宮に強い衝撃を与えたりするのは危険です。
ですが運動不足になると太りやすくなりますし、腹筋などの筋力が低下して出産が辛くなってしまうので、ある程度の運動は必要です。
ただし、運動と言っても普通の体ではありませんから、激しい運動はしてはいけません。
妊娠初期は特に不安定なので、ウォーキングのような軽い運動も避けましょう。
安定期に入るまでは、マタニティヨガやピラティスなど安全かつリラックス効果が高い運動をするようにしましょう。
安定期に入って体調にも問題がなければ、ウォーキングや軽いジョギングをするといいですね。
運動をすると肥満を防ぐだけではなく、筋力や心肺機能も強化出来るので、出産も軽くなるという効果が期待できます。
ただしお腹を圧迫したり、子宮の収縮が激しくなるような運動は絶対にNG。
また、特に運動というものでなくても、掃除などでこまめに体を動かすだけでも十分です。
とにかく大事なのはムリをしないことですから、体や心に負担をかけない程度に行ってください。
逆に体の調子がいいのにまったく動かないというのは良くないので、出来るだけ意識して1日に15分から30分程度はきっちりと体を動かしましょう。
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