名作映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」をご覧になった方なら良くご存じの「自動朝食マシン」を本当に作ったおじいちゃんがいます。
映画の冒頭で登場する「自動朝食マシン」に心を躍らせた人も多いかと思うのですが、イギリスに住むおじいちゃんが作ったマシンもなかなかの出来です。
●忙しい朝にぴったり!?「自動朝食マシン」とは・・
朝食作りに掃除、洗濯、子供の支度などなど、ばたばたと忙しい朝は、ママは猫の手も借りたいほどに大変です。
自動朝食マシンなるものがあったら、と考えるママは少ないかも知れませんが、インパクト大の自動朝食マシンを本当に作ってしまったおじいちゃんがいます。
イギリス在住のおじいちゃんで、元パイロットのピーターブラウンさんです。
友達と一緒に作成したというマシン。
メニューは、半熟ゆで卵と、トーストと、コーヒーまたは紅茶です。
ボタンを押すだけで、全自動で作ってくれます。
ボタンを押すと最初に現れるのは、ポストから出された朝刊!
新聞でも読みながら、朝食が出来るまで少しお待ちくださいという演出が、粋なはからいですね。
理科の実験みたいなビーカーに、生卵が運ばれます。
美味しい半熟卵になるように温度や時間がきちんと計算されています。
さらに、お湯がカップに注がれて、ティーバッグで飲み物を作ります。紅茶またはコーヒーが選べます。
ティーバッグが何度も浸されるのですが、マシンの動きで今にも紅茶がこぼれそうになっています。
こんなところもご愛嬌です。
最後にゆっくりテーブルまで運ばれてきます。
トーストを焼く装置の奥では、人形が作業をしているかのような動きを見せています。
よく見ると、本当に必要な動作をするマシンより、「にわとりの置物」など、演出のための仕掛けも多々含まれていそうです。
●衝撃の結末!
最後は、朝食が終わったらテーブルクロスを引っ張り、片付けもしてくれます。
しかし、なんというか、テーブルクロスまるごと、食器や食べ残しを全て巻き込んで収納されるという、衝撃的な結末(?)に、ママたちは悲鳴を上げるかもしれませんね。
本当に機能的か、と問われれば反対に手間もかかりそうではあるのですが、十分に楽しませてくれるマシンではあります。
おじいちゃんの遊び心あふれるマシンは、なんと3カ月間、1,000時間もの長い時間と情熱が注がれています。
こんな遊び心をいつまでも忘れないおじいちゃん、素敵ですね。