私たちはどうしても外見でものごとを判断してしまいがちです。
しかしものごとは外見だけでは判断できないということを教えてくれるCMがあり、たくさんの人を感動させています。
強いメッセージが込められたCMは、YouTubeにも投稿されて、すでに400万回以上も再生されています。
・人形を抱く少年がいたら、あなたならどう思いますか!?
曇り空の下で、1人の少年がバレリーナの人形を抱えて歩くシーンからこのCMは始まります。
皆さんならどう思うでしょう。
性同一性障害なのか、少し変わった男の子ね、と思ってしまうのではないでしょうか。
CMでも、人形を抱く少年をからかう少年たちが描かれています。
人形を抱えた少年は、バスに乗ってどこかに向かおうとしているのですが、バス停にいた3人の少年にからかわれてしまいます。
しかし、少年はじっと耐えています。
・ものごとを外見だけで判断してはいけないことを教えてくれるCMに感動!
さらに、この少年は、別の日にはさらにトーシューズとチュチュをトランクに詰め、またバス停に向かいます。
男の子なのに、トーシューズにチュチュなんてどうして?変わった子ね、とだれもが思うはずです。
CMでは、またあの少年たちがバス停にいて、今度は少年のチュチュをからかい取り上げてしまいます。
これには少年も我慢が出来ず、顔に傷を負いながらも奪い返します。
少年の向かった先は1人の少女が入院している病院だったのです。
実は少年はバレリーナを夢見る少女のために、人形やチュチュを持って行き、喜ばせようとしていたのです。
月日は流れ、舞台の上で美しく舞うバレリーナの姿が映し出されます。
スポットライトを浴び美しく微笑む女性は、そうですあの少女だったのです。
楽屋に戻ったバレリーナの前には、成長したあの少年がいます。
実は、あの少年と少女は兄妹で、怪我で入院した妹を励まそうとお兄ちゃんは人形やバレエのコスチュームを病室に届けていたのです。
大切な妹のために、からかわれてもお兄ちゃんは頑張ってバスに乗って届けていたのです。
ドイツのお菓子メーカーが、販売125周年記念にリリースしたCMなのですが、見た目だけでは判断できないこと、家族の愛なども教えてくれる感動的なCMです。
Photo by BahlsenLeibniz