発達障害などとも呼ばれる自閉症の子供は、ひと昔前までは親の愛情不足が原因などとも言われてしました。
人とのコミュニケーションが苦手な自閉症の子育ての大変さは、実際に親になってみないと分からないものです。
自閉症の子供を持つ親たちは、どのように子供と接しているのでしょう。
・自閉症と親の愛情不足は関係ない!
自閉症の原因が、親の愛情不足であると言われていた時代もありますが、これは科学的に証明されていないことです。
我が子が自閉症であると診断されるだけでもショックなことですが、その上その原因が親の育て方にあると言われていた時代があります。
これは自閉症を持つ親たちにとって、とても大きな負担となったはずです。
自閉症や発達障害にはいくつかのタイプがあり、多動が目立つこどもや反対に自分の中に閉じこもるタイプもあります。
いずれにしても、親の愛情不足や育て方の問題ではなく、先天的な遺伝的要因があると指摘されています。
・自閉症を持つ親の子供への接し方について
生まれ持った脳の特徴が自閉症や発達障害の原因であると言われています。
感情表現が苦手で、強いこだわりを持っているなどの特徴があるのが自閉症の子供です。
人とのコミュニケーションがうまく取れないために、ママも対応に悩まされることが多々あります。
自分の名前を呼ばれても返事をしなかったり、人の気持ちを察すことが苦手なので場の空気を読まない言動も多々あります。
また一つの動作を何度も繰り返すこともあります。
一見我がまま、躾がなっていないと思われる言動が多い自閉症の子供ですが、その特徴をきちんと理解してあげることで、スムーズにコミュニケーションできるようになります。
専門機関で相談することから始めましょう。
自閉症の子供に対しての、親を含めた周囲からの偏見が、その子をさらに窮屈に生きづらくしてしまいます。
愛情だけではうまくいかない場面も多いので、まずは子供の特徴を知り、接し方を変えていくことが大切です。
Photo by Caitlin Regan