お人形やアイドル、ヒーローにあこがれる子供というのはいつの時代も変わりません。
そんな子供の願いをかなえたお父さんの話が共感を呼んでいます。
・バービーにあこがれた女の子
女の子の多くはバービーなどの人形遊びが好きですが、そんなバービーが所有するバービーカーをご存知でしょうか。
ピンクのオープンカーで人気ランキングでも上位に入っているほどの人気商品です。
女の子の場合自分で車を運転したいと思うことはほとんどありませんが、お父さんにしてみると現実にバービーカーがあれば子供は大喜びしてくれるに違いないと思うことでしょう。
そこでバービー大好きな娘を持つお父さんは、自らの手でバービーカーを作ることを決意したのです。
・細かな設計図から制作まで
バービーカーの材料は日本でもすっかりおなじみになったシニアカーです。
まずイーベイで電動シニアカーを5000円ほどで購入した父親はジープの設計図を入手します。
そしてスクーターを分解し、細かくパーツごとに分けます。
そして木製のフレームでバービーカーの基礎を作り、車輪に取り付けたのです。
さらに低めに新しい座席を取り付け、ハンドル回りも分解したうえで新しいものを製作しました。
使用したのは廃品置き場に合ったBMWのハンドルですから、まさかBMWも自分がバービーカーの一部になるとは思わなかったでしょう。
操作盤はあまりいじらず、ハンドブレーキを手動にして取り付けました。
さらにモーター部分をカバーで保護し、大体の外観が完成します。
最後に車をピンクに塗り、座席にシートを取り付けて作業は終了です。
市販されているバービーカーのようなオープンカーではありませんが、美しいピンックに滑らかな曲線を描く車体は女の子なら乗ってみたいと思うかもしれません。
シニア向けスクーターの面影は一切なく、自由に庭を駆け回ることができるでしょう。
娘さんの反応は見られませんでしたが、きっと大喜びで運転していたことでしょう。
子供の夢を少しでもかなえてあげられるというのは本当に素敵なことです。
Photo by evilosis Tammra McCauley