家だけいい子、学校で暴れる子が年々増加傾向にあると言います。
30人のクラスでは、こういった問題児が5~6人もいるというのですが、これはまじめな親ほどはまりやすいある日常の行為が原因となっています。
・まじめな親ほどはまるという『プチ虐待』とは・・
子供を「きちんとしつけなくては」と思うあまりに、ついつい厳しい口調で叱りすぎていないでしょうか。
または、感情的に怒鳴りつけてしまってしないでしょうか。
スマホに夢中になるあまり、子供をついつい放置してしまってはいないでしょうか。
少なからず思い当たるところがあるママも多いのではないでしょうか。
実は今、こうしたどこにでもいる「ふつうの親」が行っているこれらの日常的な行為が、子供たちの心に大きな影響を及ぼし問題行動となって表れていると言います。
昼間子育てをするのはママ一人で、どうしても親は孤立し精神的に追い詰められてしまい、親が子供を追い詰めることになってしまいます。
これを『プチ虐待』と言います。
まじめな親ほど、精神的に追い詰められやすく子供にも厳しく当たってしまい、それが子供を追い詰めてしまいます。
追い詰められた子供たちは、「家だけいい子、学校では暴れる子」という問題児になってしまいます。
・家ではいい子、外では問題児・・どうすればいい!?
「家ではいい子、外では問題児」が年々増えていると言います。
30人のクラスで5~6人はいるのが当たり前となっているそうで、友達とトラブルを起こしやすく、先生から注意されたり少しでも不快なことがあればパニックになると言います。
突然かんしゃくを起こし、ものを投げたり友達に暴力をふるい続けたりと、感情のコントロールが効かなくなる子供が急増しているのです。
子供を知らず知らずのうちに「プチ虐待」してしまったことが、こういった子供たちの問題行動の原因になっています。
家ではいい子なので、ママは気が付かないことがほとんどでしょう。
もしも、子供の学校での問題行動が多いようなら、親としての行動を見直す必要があるかも知れません。
臨床心理士の諸富祥彦氏が、このプチ虐待について書いた『「プチ虐待」の心理まじめな親ほどハマる日常の落とし穴』という本があるので参考にしてみてください。
Photo by Randen Pederson