子育てをしているといろいろな悩みにぶつかりますが、愛情のかけ方もその一つです。
愛情をかけ過ぎることは、子どもに毒になるのではないか、と感じているママも多いのではないでしょうか。
●愛情をかけることと甘やかしは別!
愛情と甘やかしは別です。
一見似ているようですが、これは全く別ものです。
甘やかしとは、過干渉をすることです。
あれもこれも、子どものすることに干渉し、必要以上に手伝ったり口を出すことです。
子どもがいけないことをしてもまったく叱らない甘やかしは、下手をすると無関心と紙一重の状態です。
●叱るときと、甘えさせるときのメリハリが大切!
愛情を持った接し方とは、過干渉はしないけど、きちんと目をかけつつ、正当なしつけができることです。
子どもが危険なことをしたり、よその子どもの嫌がることをしているなど、必要があれば叱ることが必要です。
その上で甘える時は思いっきり甘えさせてあげることが必要で、そうすることで正しいバランスの取れた親子関係を築くことができます。
●愛情をたっぷりかけて
愛情をたくさんかけても、全く害はありません。
親からの愛情を欲しがるのが乳幼児期の子どもですから、たっぷり過ぎるほど愛情をかけてあげることが大切です。
子どもは、親から愛情をたくさん受け取ることで、安心感を持つことができます。
情緒も安定して、健やかに育つことができるのです。
子どもは、毎日の生活の中で親からの愛情をもらい満足すると、年齢とともにどんどん自立できるようになります。
●愛情が足りないと自立できない
反対に愛情不足だと、いつも何かが満たされないので、心に不満や欲求を持ったまま成長してしまいます。
こうなると、なかなか自立が出来ない場合もあります。
悪さをしたらきちんと叱って躾けることも愛情の一つです。
また、言葉よりもスキンシップで子どもは親からの愛情を感じるものなので、抱きしめる、頭をなでる、頬ずりをするなど、身体の触れ合いを大切にしましょう。
Photo by Benjamin Thompson