愛情が冷め切ってしまった夫婦は、当然ながら子どもにも大きな影響を与えます。
パパとママの会話が少ない家庭には、どこか冷たい空気が流れているものです。
そんな愛情の冷め切った夫婦は、子どものために、と言って離婚はしないことが多いようです。
しかし、家庭では会話がほとんどなく、事務的なことでしか会話をしない状態です。
そんな親の姿を見ながら育つ子どもは、やはり伸び伸びと育つことは難しいと言えるでしょう。
経済的な理由もあって、離婚をしない夫婦もいるかも知れませんが、そんな状態であれば、子どもも少し大きくなれば、ある程度はパパとママのことが理解できますから、親に対して離婚すれば良いのに、と考えるようになるものです。
子どものためにと仮面夫婦を続ける家庭は、どこかいつも緊張感があり暗いものです。
そんな家庭で育った子どもは、結婚や家庭というものにネガティブなイメージしか持てず、温かい家庭を築く自信や憧れがなくなってしまいます。
また子どもの健全な心をはぐくむ家庭に、安らぎがなかったり、家族が崩壊していると、子どもは精神的に傷を抱えたり、思春期や成人後に社会に適応できないなどのトラブルを抱えるケースもあります。
また仲の良い夫婦の姿を知らないため、子ども自身が将来結婚しても、夫婦関係がうまく築けず離婚となってしまうケースもあるようです。
パパとママがどうしても仲良くできないのであれば、子どものためにも離婚を選ぶ方が良いこともあるでしょう。
離婚をすることによって、仲良くなれる夫婦も多いものです。
また、会話のない仮面夫婦を続けるパパとママは、離婚しない理由に子どものためと言うものの、実は自分たちの世間体の考えていることも多いものです。
同じ家に住みながら、事務的なことは一切会話がなく、目も合わせないようなパパとママに育てられた子どもは、毎日が楽しいわけがありません。
それよりも離婚を選び、それぞれが好きな道を歩んだほうが、子どものためにも良いこともあるでしょう。
Photo by Ashley Campbell