最近、妊娠中のママの間では、お腹にいる赤ちゃんにつける呼び名、胎児ネームが流行っています。
これは、生まれてからの名前とはまた 違っていて、胎児のとき限定の呼び名です。
ベビーネームとも言われているのですが、これをつけることで、いいことがいっぱいあるようです。
●付ける人が急増中!胎児ネームって何!?
生まれてくる我が子の名前は、画数をじっくり調べてみたり、漢字の由来にこだわったりと、いろいろと頭を悩ませるママ、パパも多いですね。
しかし、この胎児ネームはそんなに重たいものではありません。
もしかすると、誰しも妊娠中に無意識のうちに胎児ネームをつけていたかも知れません。
お腹の中にいる赤ちゃんには、ママの声や音楽など、いろんな声・音が聞こえていると言われていますね。
ママの優しい声での話しかけも 大切と言われています。
ただ、まだ小さなお腹に向かって、声を出して話しかけるのは照れ臭いもの。
そんな時、胎児ネーム・ベビーネームがあれば、話しかけもグンと楽しくなります。
お腹の中の赤ちゃんを呼ぶときだけに使う胎児ネームは、生まれてくるまでのほんの数カ月の間だけの期間限定の名前です。
●こんなベビーネームが人気
ベビーネームは気軽につけられて、いつでも変更できるので、楽しみながら考えるママたちが多いようです。
・ベイビーに由来する「べびちゃん」「べび子」など
誰にでも説明しやすい、わかりやすい呼び方ですね。
・出産予定日の季節から「は るこ」や「なっちゃん」「あきちゃん」など
愛着がわいて、そのまま実際の名づけのきっかけになることも少なくないそうです。
・エコーで見えた時の様子から「まるちゃん」「まめちゃん」「ちびちゃん」など
妊娠がわかった直後に考えた名前に多いようですね。
・胎動の様子から「ぽこちゃん」「ぽんちゃん」
性別や外見に左右されない、かわいいキャラクターのような呼び名ですね。
・胎児のうちだけ外人風に「ルルちゃん」「ジュニア」など思いっきりキラキラネームに
数か月、家族が呼ぶだけの名前なので、気軽に命名できるのも楽しいですね。
・生後の名前そのもの、または命名に由来するニッ クネーム
ベビーネームは呼んでいるうちに愛着がわくので、むしろ早めに名前を考えて、胎児のうちから呼びかける、という人もいます。
その場合、性別を問わない名前や、男女で共通の文字を入れた名前をつけたり、胎児の性別が判明してから名前をつける、という家庭もあるようです。
●ベビーネームのメリットいろいろ!
こんな愛らしいベビーネームをつけることで、まだ目の前には現れてはいない我が子に対する実感もグンと高まります。
ママになる、という気持ちが確かなものになっていくでしょう。
妊娠の実感のないパパも、ママのお腹に向かって、まだ見ぬ我が子の名前を呼ぶことで、父親になる自覚がだん だんと芽生えていきます。
妊娠中から、夫婦で子育てをしていくという意識が高まっていきます。
ベビーネームはぜひ、夫婦で共有して、一緒に呼びかけるようにしましょう。
また、上にお子さんがいる家庭では、ママのお腹に向かってベビーネームを呼びながら話しかけることで、お兄ちゃん、お姉ちゃんとしての自覚も持てるようになります。
家族の中で、これから生まれてくる、お腹の赤ちゃんとのコミュニケーションがより深まります。
赤ちゃんへの話しかけの回数も、ベビーネームをつけることで格段に増えます。
「〇〇ちゃんの洋服を買ってきたよ」とか、「早く〇〇ちゃんに会いたいな」とか、話しかけやすくなるのですね。
< div>お腹の中で静かに聞いている赤ちゃんも、家族からたくさん話しかけるようになり、きっと喜んでいることでしょう。
また、ベビーネームをつけることで、お腹の赤ちゃんへの愛おしさも倍増します。
また、名前があることで、生まれる前から1人の人格や存在感を感じられる効果もあります。
大切な人がお腹の中にいる、という意識を持ち、生まれた後もスムーズに愛情を伝えやすくなります。
●大切なのは、迎える家族が幸せでいること
いいこといっぱいのベビーネームですが、無くても成り立つものですし、赤ちゃんが生まれた後は不要になります。言い換えると、ベビーネームはあくまで赤ちゃんを迎える家族のための 、ただのツールだともいえます。
ですから、ベビーネームの名づけで、夫婦でケンカをしたり、それがストレスとなるようでは本末転倒です。ベビーネームのせいで家族に問題が起こるなら、赤ちゃんにとっても幸せではなくなってしまいます。
周囲に流されたり、あまり気負うことなく、赤ちゃんを迎えるためのアイデアの一つととして、ゆったり考えられるといいですね。
Photo by emifaulk