ただでさえ経験したことがある人でもそのたびに経過が違うため、不安になりがちな妊娠生活。
その中でも初期の妊婦を苦しめつわりにまつわる都市伝説を紹介しましょう。
・つわりがひどいと多児
つわりのひどさは個人差が非常に大きいです。
また同じ人でも、その時の心身の状態によってひどく感じたり、軽く感じたりすることがあります。
どんなに対処してもつわりがひどい場合、おなかの中に双子がいるのでは、という都市伝説を見かけましたが、エコーを見たときひとりだけでした。
一人だとわかった時点で悪阻のひどさは変わらなかったので、つわりのひどさが子供の数にはなりません。
・つわりがひどいと女の子が生まれる
これも何かの根拠があって発生した話ではありません。
男尊女卑の文化がまだ根付いていたころ、今のように核家族化しておらず、一人で何人も出産していました。
つわりは妊娠を繰り返すたびに母親の体力が奪われていくためひどくなる傾向があるとされていますが、少しでも男の子がほしいと考える祖父母から、女の子だから生まれさせたくないとつわりをひどくしている、などといったデマがこのような都市伝説になっています。
もちろんつわりのひどさで性別は変化しません。
都市伝説はもともと根拠のないうわさなどから発生したものです。
妊娠中に信じ込んであまりに不安になってしまうと、ますますつわりがひどくなることがあります。
あまり深く信じることなく軽く受け流してください。
どんなにつわりがひどくても、元気な赤ちゃんを生むくらいの強い意志で妊婦生活を楽しみましょう。
Photo by Philippe Put