つわりに悩んでいる妊婦さんが多いですが、一方ではつわりにそれほど悩まされない妊婦さんもいます。
つわりにはさまざまな迷信がありますが、実際に医学的な根拠などはあるのでしょうか。
・つわりにまつわる迷信の数々・・
吐き気や嘔吐で何も食べれなくなったり、ご飯の炊ける匂いで気持ちが悪くなったりと、妊娠期に現れるさまざまな辛い症状のことをつわりと言います。
重いつわりに悩んでいる妊婦さんがいる一方で、こういったつわりが軽い妊婦さんもいます。
つわりに関する迷信はたくさんあります。
例えば、「つわりが軽いと流産しやすい」といった迷信がありますが、これには信頼できるようなデータはありません。
「2人目はつわりが軽い」といったことも良く聞かれますが、これは、1人目よりもリラックスできるのでつわりも軽く感じるのかもしれません。
しかし、まだ小さな上の子どものお世話もあるので、大変だったというママも多いです。
他に「つわりが軽いと子どもに障害が出やすい」「つわりが軽いと切迫早産しやすい」という迷信もあります。
どちらも根拠のあることではなく、もともとつわりが軽いのであれば、心配する必要はありません。
また、「つわりが軽いと女の子」という迷信も良く耳にしますが、これも医学的な根拠はなく、男の子でもつわりが軽いママはたくさんいますし、女の子の方がつわりが辛かったというママもたくさんいます。
・つわりが軽いと問題があるの!?
つわりが軽いということでさまざまな迷信があるのですが、つわりが軽い、ということだけで何か病気などの問題があるわけではありません。
妊娠後の急激なホルモンの変化や、体質的な身体の反応の強さ、また精神的な不安や日常生活での負担などがつわりの強さに影響してきます。
つわりが軽いということは、体質的に生まれ持ったものと、日常生活でのストレスマネージメントが上手くいっている証拠で、とても喜ばしいことです。
つわりの軽さ、重さで、赤ちゃんへの影響することはまずありません。
さまざまな迷信がありますが、気にしないで妊娠期を楽に過ごせるようにしましょう。
Photo by Torsten Mangner