妊娠や出産は誰もが無事に過ごせるわけではありません。
医療が発達した今こそ新生児の生存率は上がりましたが、それでも気を付けなければならないトラブルはあります。
・妊娠中のトラブル
妊娠中のトラブルで最も危険なのが出血と言われています。
おりものや出産前に見られるおしるしならまだいいのですが、さらさらした鮮血が続くと言う場合、腹痛を伴う場合は危険ですからすぐに医療機関を受診しましょう。
また出血はしていないけれどお腹が張っている、痛むと言う場合も危険性が高いのですぐに医療機関を受診しましょう。
横になって休めば治まるのであれば大丈夫な場合もありますが、治まらない、ひどくなると言う場合は受診してください。
・出産時のトラブル
出産時のトラブルでも出血は非常に危険なトラブルです。
おしるしならいいのですが、ひどい腹痛を伴うさらさらした出血が続く場合、早期胎盤剥離の危険性があります。
時間が経つにつれ、赤ちゃんの死亡率だけではなく母体の死亡率も上がりますのですぐに病院に連絡してください。
また陣痛が来ているときに激しい頭痛や嘔吐に襲われたと言う場合、いきみなどの関係から脳内出血を起こすことがあるようです。
すぐに助産師を呼び、医師に診察してもらうことが大切です。
出産の時には出血がつきものですが、通常は500mlで正常と言われています。
しかし中には体質や赤ちゃんの大きさ、妊娠時の疾病などから2L近くの出血をする人もいますので、出産後は医師や助産師の指示に従い体を休めて赤ちゃんとの生活に備えましょう。
Photo by Thomas Pompernigg