パトカーが街中で走っているだけで、または停車しているだけで「何か事件があったのか?!」と思うほど威圧感のあるものです。
もしも、そのパトカーが自宅前にたくさん集まってきたら「大きな事件に巻き込まれたのか」と怖くなってしまいますね。
・少年の前にたくさんのパトカーが!いったい何が起こったのか!
アメリカのニュージャージー州住む5歳の男の子、ウイリアム君の自宅前に、ある日たくさんのパトカーが集まってきまいた。
大きなサイレンを鳴らしながら、あたりは騒然となります。
ウイリアム君もさぞかしびっくりしたことでしょう。
続々と自宅前に集まってくるパトカーを前に、ウイリアム君は驚きの声をあげていますが、その隣に立つママは、なぜか悠長にスマホでパトカーを撮影しています。
パトカーのターゲットはこの5歳のウイリアム君です。
驚く男の子の前に1人の警察官が近寄り、1台のトラックの前に連れていきます。
彼は何か重大な事件を起こし、これから連行されてしまうのでしょうか。
・5歳の男の子が憧れの存在にサンドイッチを!
しかしこのトラックの扉から出てきたのは、警察署特製のミニパトカーです。
いったい何が起こったでしょう。
ウイリアム君の憧れの存在は、地域を守ってくれる警察官たちです。
いつも頑張ってくれている彼らのために、何かしてあげたいと考えたウイリアム君は、実は一週間ほど前に自分がもらうお小遣いを貯めて、彼らのランチにサンドイッチを届けていたのです。
お小遣いを貯めるためには、自分の欲しいものがあっても我慢しなくてはいけません。
でも憧れの存在のために、ウイリアム君は欲しいものも買わずにお金を貯めてサンドイッチを買い、彼らに届けたのです
ウイリアム君の優しさに感動した警察官たちは、その日サンドイッチのお礼にと、警察署のユニフォームとバッジをプレゼントしていました。
そして警察官のお礼はこれだけでは終わらなかったというわけです。
彼の優しさに強く心を打たれた警察官たちは、ウイリアム君のために特製のミニパトカーを作りプレゼントしたのです。
最初は続々と集まるパトカーにびっくりしたかも知れませんが、ミニパトカーに乗るウイリアム君は、とても嬉しそうな笑顔です。
1人の少年の純粋な思いと、憧れの存在である警察官たちの心温まる交流でした。
photo by frankjuarez