男の子は母親に甘える、という言葉はよく聞きますが、大人になってまで同じ姿勢でいるとうんざりする女性も多いです。
結婚してまで義実家に行けばマザコンぶりを発揮すると、ママは孤立した気持ちになります。
・ママの所在がありません
義実家はパパにとっては子どものころから慣れ親しんだ場所ですが、ママにとっては結婚する少し前から出入りし始めた家です。
結婚するまでは他人であり、家族ではありませんから、ママは緊張しています。
孫は血がつながっていますから、義両親も無条件にかわいがりますが、嫁との距離のつかみ方や接し方に苦戦する姑も少なくありません。
それはママも同じことなのです。
それなのにパパが実家でゴロゴロ、母親に甘えてばかりいては、ママの所在がありません。
・夫婦仲がこじれる原因にも
ママが義実家で過ごしづらい思いをしているのに、パパがその気持ちを察することなく、ママと一緒に実家に頻繁に行くと、ママはストレスが溜まります。
時には夫婦げんかに発展することもあり、そんなに実家が良ければ一人で行けばいい、と言われるまでになることもあります。
逆の立場で考えたとき、ママが自分の実家に入りびたりで、パパも付き合って一緒に行くけれど居心地が悪く、そこに何時間も滞在するとなると、パパも嫌ではないでしょうか。
良心を大切にするのは悪いことではありませんが、一緒に連れていかれるママの気持ちも考えましょう。
実家への往来頻度は適度がいいと言いますが、それがどのくらいの頻度かは家庭により違います。
夫婦できちんと話し合い、義実家でパパもママを放っておかない態度を取ることが求められているのです。
photo by Tony Alter