家計簿をつけるときに、子育て関する費目をどのように設定するかや、子育てにどのくらいの費用をかければ良いのか、などで迷ってしまうこともありますよね。
でも、その前に考えておきたいのが、将来、どのタイミングでどのくらいお金がかかるのかを予想しておくことです。必要以上に節約して、今がつらくなってしまっては意味がありません。
もちろん、そのご家庭の考え方で自由に予想すれば良いのですが、基本的にはどんな方法を取り入れている人が多いのかを、ご紹介してみたいと思います。
1つめ。まず最初にざっくりと決めるのが、どこまでを親が負担してあげるのかということです。
義務教育が終わる高校卒業までと考えるご夫婦もあれば、大学卒業まで、結婚費用までと、考えるご家庭もあるでしょう。
それによって、最低限貯めておきたい預金額が変わってきます。
子どもにかかるお金は、高校卒業まで全て公立だとすると約550万円、全て私立にすると約1600万円を超えるというのが平均値です。
学資保険の他に定期積立などの用意も必要になりますし、家計の中からどの程度を捻出できるのかを考えなければなりません。
2つめ。子育てにお金がかかる時期というのも、ライフスタイルによって違ってきます。
ママがフルタイムで働いていると、シッター代や保育料がかかりますし、習い事が多ければそれだけ支出も増えますよね。
どの時期にどのくらいの子育て費用が必要になるのかということをしっかりと考えて、家計に無理のない範囲でかけられる子育て費用を算出してみることがスタートになると思います。
あまりにも子育てに関する費用にウェイトを置き過ぎると、毎日の生活が苦しくなって本末転倒になってしまう場合もありますから、全体のバランスの中で考えて行くことが大切です。
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