昔はテレビがあっても子どもは自由に観ることができなかったので、おもちゃや体を使って遊ぶのが当たり前でした。
ですが、現代の子どもはDVDなどで好きなアニメや映画をいつでも観られますし、スマホやタブレットなどが生まれた時から身近にあるので、乳幼児のころからいじって遊ぶという子供が増えています。
このようなツールはゲームが豊富ですし、いろいろな情報を取り出せるので、子どもにとっては最高のおもちゃになります。
大人でも、仕事以外はスマホをいじっていることが多いのですから、自由な時間が多い子どもは親が制限しないとずっとスマホやタブレットをいじり続けてしまうのはしょうがないことなのかもしれません。
こういったデジタルメディアが子供に悪影響を与えるか、ということは研究段階なので、一概に悪いこととは言えません。
ただしテレビを長時間観せる事と同じで、スマホやタブレットばかりいじっていると、他者と関わる時間がなくなってしまいます。
また、自分で工夫して遊ぶということができなくなるので、例えばレゴブロックを与えても何をすればいいのか分からない、という子どももいるようです。
人と関わる、創意工夫などは人間の土台となる部分ですから、デジタルメディアによってこういった能力が低下してしまうのは、単純に言っても子どもにとって良いことではありませんね。
だからといって、これからの時代はデジタルメディアと関わらないという方が難しいので、スマホやタブレットで遊ぶとしてもこういったツールとうまく付き合う方法を親が小さいころから指導してあげることが、現実的に大切なことと言えるでしょう。
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