食生活の欧米化や環境の変化によって、アレルギーを持つお子さんが増えているので、小学校の給食に関して不安を持っているママも多いのではないでしょうか。
特に昭和の時代だと、給食は絶対に残していけないという風潮がありましたし、食べ終わった人から外に遊びに行けたり、居残りまでさせて食べさせたりというようにほとんどの学校で完食が前提となっていました。
もちろん食べ物を粗末にしない、好き嫌いをなくすというように、給食を通じて食に関しての教育を行うという意味もあるでしょう。
ですが、今はアレルギー問題があるので、無理に食べさせるということはほとんどありません。
それはそれで安心なのですが、やっぱり給食は教育の一環でもあるので、子供がただ単に食べたくないからという理由で残すのは問題視する必要があります。
好き嫌いがあるとしても、食べ物を作ってくれた人の気持ちを考える、食べたくても食べれない環境の人を思いやって感謝して食べるというのは家庭ではきちんと教えることができません。
最近は保護者が過剰になっていて、「きちんと食べなさい」と指導するだけで学校に乗り込む親御さんもいるようですが、それは子供が食べ物に対しての感謝や大切さを学ぶ環境を邪魔しているとも言えます。
給食は子供に必要なカロリーをきちんと計算し、栄養バランスを整えた料理なのですから、子供が嫌がっていてもアレルギーなどの理由がなければ残さない方が子供のためになります。
ただし、小学校の給食事情というのは、各都道府県の自治体によってさまざまなので、気になることがあれば事前に自治体に問い合わせてみましょう。
Photo by Sherman Geronimo-Tan