英才教育というのは、一つのことに特化した優れた才能を持つ子供の能力を伸ばすために行う教育で、基本的には才能が開花し始める6歳以降に行われます。
ですが最近は、未就学児に対して、才能があるかどうかに関わらず子供の成長や隠れている才能を発見するという意味で英才教育が行われています。
英才教育はスポーツを楽しむというよりは実力主義になるので、子供にとっては厳しいものですが、納得してやっていれば問題ないでしょう。
ただし、メリットとデメリットがあるので、しっかり理解した上でやらせるようにしたいですね。
スポーツの英才教育のメリットは、やっぱり運動神経が良くなったり体が丈夫になったり、さらにメンタル面が鍛えられるということです。
パパやママが相手をして遊ぶだけでは、英才教育で得られるような瞬発力や判断力、持久力というのはどうしても身につきません。
さらに筋肉も鍛えられますし、心肺機能の鍛錬にもなります。
また、スポーツの種類によっては連帯感や仲間を助けるという心も養うことができますし、我慢をする、耐えるということも覚えられるのは大きなメリットと言えるでしょう。
デメリットは、厳しすぎると逆に筋肉を痛めてしまったり、骨の成長を妨げたり、成長してから体が故障してしまうこともあります。
そして、どうしてもついていけない、他の子よりも明らかに自分が劣っていることがわかると子供は自信を喪失してしまい、チャレンジ精神をなくしてしまうこともあります。
このような状態になったときのケアがきちんとできれば良いのですが、難しいかもしれません。
まだ才能があるか分からない段階での英才教育は、子供の心に大きなプレッシャーとなることがあるので気をつけたいですね。
Photo by Santuario Torreciudad