出産はおめでたい事なので、それを自分の事のように嬉しく思えるのは素敵な事です。
しかしせっかくの善意も、マナーをわきまえておかないと非常識だと思われたり、ありがた迷惑となってしまう事があるので注意しましょう。
特に、身近な人の出産ほど一刻も早くお祝いを伝えたいと考えてしまいますが、出産祝いにもマナーはあります。
まず出産というのは命懸けの事であり、体力を消耗しますのでおめでたい事ですが、出産後しばらくはまさに身も心もボロボロに疲れきっている状態だという事を理解してあげてください。
おめでとうの言葉を聞いて腹を立てる人はいませんが、産後しばらくの間は休ませて欲しい、放っておいて欲しいというのが本音です。
これは夫や実の親、義両親などにすら抱く感情なので、仕方ない部分もあります。
いくら仲が良い友達でも、出産当日や翌日に病室に押しかけてお祝いを持っていくのはやめておきましょう。
もしも本人が面会を希望しているなら話は別ですが、この場合も長居はせず顔を見て言葉をかける程度にしておき、お祝いの品は後日でも十分間に合いますので日を改めましょう。
退院後自宅に伺う場合は、少なくとも3週間から1ヶ月後がいいと思います。
この場合もお祝いをしたい事を伝え、いつ頃がいいか先方の都合を聞いてからにします。
出産から時間が経っていても、まだ万全の状態ではありませんので、長居は禁物です。
男性の同行もできるだけ避け、小さい子供が居る人は子供を連れて行かない方がいいでしょう。
Photo by JoseMa Orsini