新しい命の芽生えと誕生はとても喜ばしい事なのですが、中にはそれを素直に喜べない人もいます。
例えばあなたと一緒に妊活していた友達がいた場合。相手だけ先に妊娠・出産するとなると悪気はなくてもどこかでそれを妬ましく思ってしまう事もあるかもしれません。
また病気や体質、家庭の事情などで、一生子供を持つことをあきらめざるを得なかった人や、不妊症として悩んでいる人もいます。
他にも、妊娠したけれども、最近流産をしてしまった、または現在流産のリスクにさらされているという人も、無事に出産することがかなわないので、幸せな報告には傷つきやすくなっています。
上記のような理由から妊娠や出産にコンプレックスを感じている人にとっては、他人の妊娠・出産の報告は、時に自分が負けたような気持ちになったり、聞きたくないと感じる場合があります。
一方で待ち望んでいた赤ちゃんを授かり、無事に出産した人は、便宜上の理由と喜びから、それを周囲の人に伝えます。
妊娠を喜ばなさそうな友人には、それを察してあえてその人に直接伝えずに、SNSなどで報告するケースもあるでしょう。でも場合、偶然それを見つけてしまうと、それはそれで直接言ってもらえなかった事にショックを受けるという少し困った状態となってしまいます。
これは性格や生活環境も関係していますが、そうなる可能性がある人はなんとなくわかると思いますので、そういう人とは妊娠中は適度に距離を置いてお付きあいした方がお互いのためにいいかもしれません。
また出産をしてもしばらくの間は、ごく身近な人だけに報告をしておき、少し時間が経ってから皆に報告するなど、報告のタイミングを見極めた方がいいでしょう。
せっかく授かったおめでたいイベントが、お互いに嫌な気持ちの種とならないよう、事前にトラブルを避ける気遣いが必要です。
Photo by Johnathan Nightingale