まだ小さい子供を抱えながらも働くママが増えています。
いまや結婚と同時に、働いていた職場を寿退職する女性も少なくなっていて、さらに出産をしても今の仕事を続けたいと思っているママが最近ではとても多いようです。
これは家庭の経済的な状況もあるでしょうが、働くことのやりがいを感じて仕事を続けたいと思うママが多いようです。
しかし小さい子供の育児と仕事の両立はとても大変なものです。
働くママのよくある苦悩とはいったいどういったものなのでしょうか。
育児をしながらでも働きたいママの苦悩でまずあがるのは、やはり保育園の数の少なさです。
小さい子供は、昼間働いている間にはどこかに預ける必要があるのですが、その預け先に困るママが多いようです。
希望の保育園に入ることができない待機児童数は、いまだにとても多くて、認可外保育園だと保育料が高すぎる、とった不満も見られます。
さらに運よく保育園に入れて復職しても、悩みは続きます。
●病児保育がないから子供が病気の時に突然何日も休まざるを得ない
●保育時間にも制限があるから残業ができない
仕事と育児の板挟みで悩むママはとても多いのですね。
保育園や社会制度の不十分さが伺えます。
●上記の理由から、責任ある大きな仕事を任せてもらえない
●昇進が遅れる、職場で不遇な立場に置かれる
職場の制度や風土に悩むママもたくさんいます。
育児休暇などの制度はあるものの、現実的にはなかなか取りにくいという風土が残っていることや、子供の急な発熱や病気等による早退や休みが取りづらいことも悩みになります。
職場の周囲の理解が得られないことで悩むママはとても多いのようなのです。
独身の同僚に、時短で早く帰ることを責められた、というママもいます。
このような悩みで働くこと自体を諦めるママもいれば、同じ職種で育児との両立が出来る職場への転職を考えるママもいるようです。しかし子供がいると転職の幅を狭まってしまい、希望の職につけないこともあります。
●夫の協力が足りず、家事と育児と仕事の両立で睡眠不足になる
●「小1の壁」問題…保育園ではやりくりできても、小学校にあがる時に問題が発生する
「女性が輝く社会」を掲げているもの、まだまだ日本では、小さい子どもを抱えながらママが働くのは難しいことが多いようです。
もし不当な人事や解雇などがあった場合、規則などを確認して、どうしてもおかしい時は各都道府県の労働局雇用均等室に相談してみましょう。
(育児・介護休業法第10条、第16条、第16条の4)
また働くママのお友達を増やし、たまに愚痴をいってガス抜きできるといいですね。
Photo by Gordon