ギフティッドというのは、子どもたちが持つ才能を発見し、大切に育てていくことを言います。
日本ギフティッド協会が推奨する10の権利には、1つ以上のギフティッドを捜し求めること、子どもを楽しむこと、新しいことを毎日学ぶこと、いろいろな人やグループとかかわること、勉強以外にも感情知能能力を育てること、才能に自信を持って共有すること、新しい自分を発見するチャレンジを怠らないこと、才能は全部に見られなくてもいいこと、賢くてもいいという安全な環境にあること、生涯を通じ才能が花開くこと、としています。
ではどのような子どもがギフティッドなのかというと定義は1つではありません。
そのため、ギフティッドと特定する方法が確立されているわけではなく、ギフティッドのための特別教室を開いている海外の学校でも、入学基準が違ったり、IQが高いからギフティッド、テストができるからギフティッドということではありません。
ギフティッドの評価には、単語量が豊富で文章を複雑化できること、関係性やパターンの認識ができること、好奇心や前進する力、さらに理解力、記憶力があること、一般的に想像できないような視点を持つこと、入り組んだユーモアがわかること、正義、公平に対し敏感であること、年齢以上の知識や情報がわかること、とされています。
現代はIQ130以上がギフティッドといわれていますが、幅広い基準がありますので、その才能を伸ばしてあげる必要性が非常に強いのです。
勉強できるだけではなく、芸術性や創造性、リーダーシップなど、特定の分野に才能を示すことも、ギフティッドの条件といえるでしょう。
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