飛行機というのは特殊な空間ですし、空を飛ぶのですから乗り心地も違います。
電車や車のように外の景色は楽しめないし、途中で停車することもありませんから、着陸するまでずっと変化のない室内に閉じ込められている感覚になります。
また、気圧が低くなるので、子どもの未熟な器官では、耳が痛くなったり、大人より不快を感じやすいかもしれません。
さらに「静かにさせないといけない」というママのプレッシャーも、負担になるかもしれませんね。
そのため、普段ならあまり泣かない子でもぐずってしまったり、いつもならあやせば泣き止むのに泣き止まないということもあります。
いずれにしても、普段とはまったく違う環境になるので、子どものためにもしっかり事前に対策をとっておきましょう。
まず一番理想なのは、子どもが眠くなる時間帯のフライトを利用することです。
子どもは眠くなったらぐずりますが、眠い時は寝てしまうのでできるだけ睡眠に時間を合わせた便を選びましょう。
芸能人の対応が世の中で賛否分かれていましたが、あまり長時間のフライトになる場合、かかりつけのお医者さんに子ども用の睡眠薬を処方してもらえるか相談してみてもいいかもしれません。
また、予約の際には乳幼児連れであることを伝えると、あやしたりおむつ替えの時に便利なように、座席を通路よりや一番前にしてもらうことができます。
また、鉄板ですが子どもの好きなおもちゃや新しいおもちゃを用意しておくのも大事です。
年齢によっておもちゃは変わりますが、この場合だととにかく一番のお気に入りや目新しいものがいいですね。
普段はあまり使いたくありませんが、ゲームが好きな場合はゲームで気を紛らわせてあげましょう。
そして、もう一つ重要な対策と言えるのが、飛行機内でのマナーです。
乳幼児の場合は泣いてしまうのもしょうがないですが、それでも迷惑をかけることには変わりありません。
すべての人が赤ちゃんに寛容ということもないので、事前に前後左右の方に挨拶をしておきましょう。
もちろんおむつ替えは座席ではなくきちんとトイレでやるようにしてください。
言葉が分かる年齢なら、マナーを教えて静かにさせることも大事です。
Photo by kelly taylor