最近は、シングルマザー・シングルファーザーで子どもを育てている、ひとり親がとても増えています。
現在の日本では、3組に1組のカップルは離婚しているほどで、離婚率が高くなっているのと同時に、ひとり親家庭の数も増えているのです。
ひとり親になれば、父親と母親の役割を1人でこなさないといけません。
仕事をしながら1人で育児をすることは、とても大変なことです。
そのような大きな負担を抱えている、ひとり親をサポートするための公的支援や児童政策があります。
例えば近くに実家がないというひとり親は、急に子どもが発熱をした場合など、とても困ってしまいますね。
他にも経済的な面など、いろいろな悩みがひとり親にはありますが、公的支援や児童政策がそのサポートをしてくれます。
ひとり親でも困らないように支援をする公的支援、児童政策には、具体的に、保育所の優先入所などの子育て・生活支援があります。
この子育て・生活支援には、保育所に優先的に入れるように地方公共団体に義務付けている他、放課後児童クラブの利用についても、特別な配慮を義務付けています。
また、親が病気になったり、技能習得のための通学などで、一時的に保育や日常生活に支障が出る場合には、ヘルパーの派遣などの家庭支援事業なども行っています。
他にも、ひとり親家庭の生活の安定と自立の促進のために、生活や子どもの就学に必要な資金などのサポートもあります。
ひとり親でがんばっているママやパパは、悩みを1人で抱え込まず、このような公的支援を受けることで、かなり負担も軽くなるでしょう。
子どものため、そして自分のためにも、これらの公的支援、児童政策を積極的に活用しましょう。
Photo by Juhan Sonin