昔と比べると、シングルマザーは格段に多くなっていますし、離婚などに対する偏見も少なくなっています。
シングルマザーになると、税金の面でも免除などが多くなりますし、子どもに対しての手当も増えます。
また、今は仕事によっては女性の給与も男性並みになっているので、経済面では特に大変と思われないこともあるでしょう。
ですが、日本はまだまだ女性が一人で子育てをする環境が整っているとは言えません。
いくら税金で免除されるものがあっても、子育てにはお金がかかるのは変わりませんし、手当を受けても、それをまかなえる収入があるとも限りません。
特に子どもが小さいと、病気や怪我などで早退したり休んだりしなくてはいけないこともあるので、待遇の良い仕事につくのは難しいという現状があります。
お迎えの時間も決まっていますし、夜の保育などに預けると高額な料金がかかってしまいますから、こういった部分での支援がないと経済的な負担は大きいので生活費や仕事のことは本当に大変でしょう。
それに、子どもの教育方針や子育てについて迷ったとき、ママ友や子どもの友達付き合いのことでトラブルになったときなど、相談することができないのがつらいところです。
もちろん実の親や友達などに相談することもできますが、やっぱり子どもや家のことは身内が一番の相談相手にですから、その相手がいない場合は一人で解決していかなくてはいけません。
また、家事に育児に仕事に、と毎日が忙しいので自分の時間を持つことができない、将来に対しての不安など、悩みは尽きませんよね。
ですがそんなシングルマザーを支援する行政機関や団体もあるので、一人で悩まずにどんどん相談して少しでも子育てを楽にしていきましょう。
まだ離婚していなくても、パートナーが暴力をふるう(DV)、借金癖や渡してくれる生活費が極端に少ない(経済DV)などの場合、離婚前にそういった行政機関や団体などに相談してみるのもよいでしょう。
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