水に溺れてしまう事故は川や海だけではなく、実は家庭内でも子供が溺れる可能性があるのです。
年間で100人以上の赤ちゃんが家庭内で溺れて、命を落としているといった事実があるのです。
なぜなら、赤ちゃんや小さな子供は5~10cm程度の深さの水でも溺れて窒息してしまうからです。
転倒や転落から守るためにお部屋の中にいろいろな工夫をしているご家庭も多いかと思うのですが、家庭の中でも最も危険なのがお風呂場で、毎年のように浴室で溺れて窒息してしまう子供がとてもたくさんいます。
特に寒い冬にあれば湯船につかるようになる家庭も多いと思いますが、小さい子供から決して目を離さないようにしましょう。
目が届かない時には、お風呂場のドアをきちんと閉めておく、子供が一人でドアを開けられないように対策をとっておくことが大切です。
このお風呂場以外にも気をつけたいのが、トイレや洗濯機なのです。
信じられないかも知れませんが、トイレに頭を突っ込んで溺れてしまうケースや、つけおきしている洗濯機を興味津々で覗きこんでいて溺れてしまうケースも実際にあるのです。
一人歩きが出来るようになった子供は特に注意が必要で、家庭の中に面白いもの、興味のあるものがたくさんあるのです。
危険がありそうな場所には事前に柵を取り付けたりなどの対策が大切です。
大人であれば、なんてことはない5cm程度の深さの水でも子供は溺れて窒息してしまう、ということをしっかりと覚えておいて下さいね。
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