専業主婦で子育てしていても、ある程度、子どもが大きくなって幼稚園に入る年齢になったら、そろそろ仕事を始めたいと思い始めるママもいるでしょう。
ただ、子どもを預ける時間には限りがあるので、それに合わせた就職活動をしなくてはいけません。
もちろん預けている時間だけで仕事探しをすると思いますが、子育て中の就職活動は2つのポイントがあります。
●子どもの預け先を探す
保育園にすぐ入れるならそれが一番いいでしょう。
もし空きがない、すでに幼稚園に通っているなどの場合は、以下をご参考に。
原則、幼稚園は子どもを預かる時間が短く、曜日によっては2~3時間で帰ってくる日もあります。夏休みなどはまるまる1か月以上お休みの場合も多いようです。
もしママやパパの実家が近く、おじいちゃんおばあちゃんが預かってくれるようなら、幼稚園から帰った後、お休みの期間などフォローしてもらえますね。
病気の時にもママが休まずに済むのも心強いところです。
もし実家を頼れないとき、延長保育や預かり保育を行っている幼稚園を探してみましょう。
夕方6時や7時までの延長保育や、夏休み中の保育を行ってくれる幼稚園も最近は増えています。
●就職先を探す
子どもは病気やけがが絶えないものです。
実家を頼れない場合、子どもの病気や怪我などのたびに、ママ自身が急に早退や休みを取らなくてはいけません。
このような条件で就職先を探すのはとても大変なことです。
もし知り合いの自営業のお手伝いや、融通を利かせてくれる仕事先が見つかりそうなら、そちらを検討してみるのもよいでしょう。
最初の1~2年は特に子どもの病気が多いことがあるので、試運転と思って、交渉してみるとよいでしょう。
また薬剤師など資格を持っている人は、勤務条件が合う職場を探しやすいかもしれません。
もしそういったツテがない場合は、一般的な求人情報から探すのですが、急なシフト変更に対応してくれたり、多少の穴埋めが可能な業種、従業員が多い職場だと無難です。
もちろんどんな仕事にも応募はできますが、子育て中の場合は採用されることが厳しくなるのは覚悟が必要です。
仮に面接を通過して採用されても、実際に急な早退や連日の休みを何度もとったりしていると、職場との関係が難しくなったり、迷惑をかけて辞めることになったりするので、気をつけましょう。
対策としては赤字覚悟で病児保育を利用する、知りあいやシッターに頼む、などの手配が必要です。
残業や早出、急なシフト変更、土日勤務がないかなども確認が必要なところです。
会社によっては、シフト変更に関しての規定が曖昧なところもあるため、就職してから条件とは違う労働をさせられることもあります。
上記の条件を満たしている、コールセンター、スーパーのレジ、コンビニ、ファミレス、清掃、事務などは、子育て中の主婦の間でも人気のパート先になるようです。
そして、子どもが園生活に慣れて、生活リズムがつかめるようになってから就職活動を始めるとよいでしょう。
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