最近は待機児童の問題もかなり、多くニュースで取り上げられていますよね。
慢性的に保育園の空きや保育士さんが不足しているのは、働きたいママさんが増えているというのが背景にあるのですね。
・終身雇用制の崩壊
専業主婦が当たり前だった昭和の頃は、パパさん達の働き方も今とは大きく違っていました。
学校を卒業して就職をすれば、定年まで同じ会社でお世話になり続けるというのが当たり前の時代でした。
年功序列で能力には関係なく、年齢が進めば役職がついてお給料も上がって行く感じだったので生活に不安も少なかったのです。
しかし終身雇用制が崩壊して、現代ではいつリストラになるか会社が倒産するか分からない時代です。
能力重視なので、上手く出世コースに乗れないといつまで経っても役職もつかず給与も上がらないということも考えられます。
以前は正社員が当たり前だったのに、派遣や契約社員などの正社員以外で働く男性も増えているという現状があります。
・核家族化や少子化
例えばサザエさんの一家なら波平さんとマスオさんが働けば、フネさんとサザエさんが専業主婦でも一家7人が生活をしていけるわけです。
しかし核家族化が進めばパパだけで一家を支えなければならないことになり、ママもそれを支える必要が出てくることが多いです。
少なく産んで大切に育てる現代なので、子供のおけいこや学費、将来の為の資金など出費が多いのでそれが働くママが増えている一因でもあります。
もちろん家にいても息が詰まるので、自分自身も世の中に貢献して活躍したいと願うママさんも少なくありません。
働きたいママさんが多い中で、保育園や幼稚園などの制度もなかなか追いついてこないのが現状です。
また小学校に上がってもボランティアに近いPTA活動や、学童保育の待機児童の現状も働きたいママさんを待ち受けています。
Photo by Osamu Iwasaki