男の子を育てていると必ずと言っていいほど通るのが戦隊モノやヒーローモノが好きになるという道です。
なぜ男の子はヒーロー、戦隊モノが好きなのかというと、一言で言うならかっこいいからです。
大人でもかっこいいものには憧れるものですが、男の子はその憧れの心を小さい頃から持っています。
強い、優しい、正義の味方というのは子どもの心を一瞬でつかみますし、さらに話を見ていくうちに諦めない心や守る気持ちなどを学びます。
そうしていくうちに徐々にヒーロー、戦隊モノごっこを始めるようになるのですが、やはり強い憧れと言う気持ちと好きという気持ちが折り重なっていますので、ヒーローや戦隊モノを自分に投影し、なりきって遊ぶのです。
自分もこうありたい、こうなりたい、かっこよくなりたいという気持ちがごっこ遊びへとつながっていきます。
幼稚園児の将来の夢を聞くと、小さいころはヒーロー、戦隊モノの登場人物の名前を出すことがあります。
中には警察官やサッカー選手などという子どももいるのですが、特に3歳、4歳くらいの小さい子どもの大半はヒーロー、戦隊モノの登場人物を挙げることが多いです。
これはやはり子どものこんな自分でいたい、なりたいという気持ちが生み出す心理であり、本物のヒーローのように地球を守る、未来を守るなどというような大きな気持ちまでは持ち合わせていません。
大きくなるにつれ興味はまた違う方向へと逸れていくことが多いのですが、その根底にはヒーロー、戦隊モノがある場合も多いのです。
Photo by Eric Lewis