経膣分娩での出産では、赤ちゃんは頭を下にして、回転しながら出てきます。
「旋回異常で緊急帝王切開になった」「頭や肩が骨盤にひっかかった」など、知識として聞いているママさんが多いでしょう。
しかし産道を通過する赤ちゃんを本当に見たことがある人はいないはず。
実際に膣を通って出てくる赤ちゃんが、どんな動きで体勢を変えて出てくるのか、よくわかる動画が話題になっています。
リアルなCGで、赤ちゃんが子宮から出てくる姿が神秘的です。
(1)赤ちゃんが下がり、子宮膣管が短くなってきました。
子宮口が開いていきます。
(4)えびぞりになって、最も大きな部位である肩を通していきます。
(5)回転しながら体勢を変えながら肩を片方ずつ通していきます。
<動画>
赤ちゃんは誰からも教わっていないのに、上手に骨盤の間を抜けながら、頭から順番に出てくるなんて、生命の神秘ですね。
確かに、へその緒が巻きついたり、逆子(さがご)だったり、旋回異常などの出産はリスクが大きいことがよくわかります。
動物の出産や、医療が発達する以前の出産など、自然界では、お産の途中でひっかかって、母子ともに命尽きてしまうケースが少なくありません。
本当に命がけの共同作業です。
こんなミラクルを起こすママの体も、自分の意思で出てくる赤ちゃんも、生命の奇跡、神秘に満ち溢れていますね!
<出典>
MailOnline