小さな子供であっても自分が幼稚園でいじめられているということは親に言えないものです。親に迷惑をかけたくない、親に言えばもっといじめられるのではないか、子供も子供なりに色々考えているんです。
ですが、言葉にしなくてもいじめのシグナルは確実に出ています。
親がそのシグナルに気付いてあげられるかどうか、これが大切です。
このシグナルはわずかなもので注意していないと見過ごしてしまうことも考えられます。
たとえば、以前と比べてあまり話をしなくなった、逆によく話すようになった、これはいじめのシグナルである可能性があります。
口数が減る場合は気付きやすいのですが、幼稚園の話を積極的に話すようになった場合は親もなかなか気付けません。
ポイントとしてはとにかく楽しかったという話しかしないことが挙げられます。
いじめられていることを悟られないために必要以上に楽しいということをアピールするわけです。
実際に幼稚園での生活が楽しいだけの場合もありますが、こうした場合は少し注意が必要になるでしょう。
また、食生活に変化が見られることも多くなります。
食欲がなくあまり食べなくなった、逆に以前よりも食べるようになった、いわゆる拒食や過食の症状が見られる場合もいじめが原因になっている可能性があります。
このように、いじめのシグナルは日常生活の中に隠されています。
だからこそ親はお子さんのわずかな変化にも気付けるように常に見守ってあげなければいけないんですね。
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