優先席のマークは周知されていますが、駐車場の「車いすのマーク」の意味を正しく理解していない人が多いようです。
障害者用の駐車場は、利用対象者に妊婦が含まれていることや、出産後90日間のママも利用できることを知っている人はまだ少ないようです。
そのせいで優先駐車場に妊婦が車を停めた場合に、突然激しく注意されたり、怒鳴られたりすることは多いと言われています。
●優先席を理解しないのは年配の人に多い
同様に公共の乗り物に乗った時に優先席に座った妊婦さんや新生児を抱えたママにも、注意したりイヤミを言う人がいます。
理解が足りず配慮に欠けた行為をするのは一部の人ですが、どちらかというと若い世代ではなく、年配の人に多いようで、元々立場が弱い女性にあたる傾向が強いとされています。
妊娠中であることを伝えても、優先駐車場や優先席を妊婦が使用しても良いルールであると説明しても、理解してもらえず怒鳴り続けられたり追いかけられる例もあったそうです。
●車いすのマークの意味を正しく理解しましょう
車いすに人が乗っている優先駐車場や優先席につけられていることがあるマークですが、これは車いす使用者のためだけのものではありません。
身体障害者、知的障害者、精神障害者などのすべての障害者とともに、高齢者や妊婦、けが人など、一人で移動をしたり施設を利用することが困難であったり、安全に、より配慮しなくてはならない人のためのものです。
つまり、障害者のためのものでもあるのですが、高齢者や妊婦、骨折などをしている子どもも対象となるのです。
優先駐車場や優先席について正しく理解して利用し、また利用している妊婦さんにも理解を示すマナーを身に付けましょう。
Photo by Sharon Mollerus