赤ちゃんのお出かけは季節により注意事項が変わりますが、秋冬は保温対策が重要です。
●お出かけスタイルによって保温対策を分けよう
抱っこの時はママと密着しているので薄くてもいいのですが、ベビーカーなどママと離れている時はかなり温かくする必要があります。
風の強い日などはすっぽりくるめる、風を通さない素材で防寒をしましょう。
●いろいろある綿素材
赤ちゃんは肌もデリケートですから、肌触りが良さそうに見えても汗などでかぶれることもあります。特に直接肌にふれる素材は綿１００パーセントを選んだほうがよいでしょう。
綿にも種類がありますので、状況に応じて使い分けができます。
同じ綿でも、『ニットキルト』はニットの収縮性とキルトの保温性を兼ね備えています。
『接結天竺』は薄手のニットを重ねていますが、とても柔らかく保温性と通気性に優れています。
『フライス』は伸縮性と通気性に優れていて、肌なじみがよく肌着には最適な生地です。
スムースは2つのフライスを交錯させているので、厚みがありより暖かく感じます。
同じ綿１００パーセントでも、織り方が変わると肌触りや暖かさも違います。
衣類のタグに書かれていることが多いので、ぜひ覚えておきましょう。
●着せすぎに注意
寒い時期はたくさん着せてしまいがちですが、子どもは体温が高く新陳代謝も活発なので、着せすぎはせず、保温効果の高い薄手の物を重ね着させるのがおすすめです。
目安は、ママが思うよりも1枚少ないくらいです。
枚数が少なくても、保温性に優れた肌着やシャツを重ねれば、薄着でも暖かく過ごせます。
肌着、長肌着、アウターでも、保温性に優れた素材を選べば、赤ちゃんも寒い思いをせず、着せすぎで汗をかき体を冷やす心配もありません。
重ね着は間に暖かい空気の層ができるので、薄着でも暖かく過ごせるのです。
Photo by Matteo Bagnoli
