お風呂に入れば1日の汚れも落ちますし汗をかいていれば汗を流すこともできますから子どもも大人もできるだけ毎日入りたいものです。
冬は寒いから入りたくない、という人もいますが実は冬のお風呂には汗や汚れを落とす以外にもメリットがたくさんあります。
●お風呂だからよく眠れる
まず、お風呂は体を芯から温めることができますから寝つきがよくなり、なかなか湯冷めしづらいという特徴があります。
冬の寒い夜、子どもは大人よりも体が小さいので熱が逃げやすくすぐに体が冷えてしまいます。
ですから体を芯から温めるということは熱を逃がさず温かいまま眠りにつくことができるということで大きなメリットになるのです。
●冬の汗は臭い!?
子どもは大人より代謝がいいので、少し動いただけで冬でも汗をかきます。
冬の汗は夏の汗より、べたべたして、匂いがきついので、しっかり洗わないと体臭の原因になります。冬こそ汗を流すことが大事なのです。
湯船にゆっくり浸かることで、寒さで閉じていた毛穴をしっかり開き、匂いの原因や老廃物を洗い流すことができます。
●血行促進で免疫力アップ!
寒さで閉じるのは毛穴だけでなく血管も同じ。特に運動する習慣のない人は、一日中血管が狭くなって血流が悪くなっているので、一日一回のお風呂で、しっかり温め、血行をよくして、かたくなった筋肉をほぐしてあげましょう。
代謝と血行をよくすることで、免疫力もあがり、病気に強くなります。
中には面倒くさいから1年中シャワーで済ませるという方もいるでしょうが、シャワーは体の表面しか温めることができません。
熱いお風呂が苦手なら、ぬるめのお湯に入ることで寝つきがよくなります。
●お風呂場で冷えない?
しかし寒いお風呂場でかえって冷えてしまうという心配もあるかもしれませせん。
そんな時は、浴室暖房を使うか、浴室暖房がない場合はシャワーで湯船にお湯を張ると蒸気がよく室内に蔓延しますから温かい環境でお風呂にはいいることができます。
お風呂に入る直前に床をシャワーのお湯で温めておけば足元から暖かさをキープすることができます。
●湯冷めしない工夫
タオルや着替えはお風呂から上がったらすぐにとれるような場所において置き、自身はバスローブなどを羽織って子どもの水気をすぐにふき取って着替えさせられるようにしておきましょう。
靴下などをはかせる親御さんもいますが、足元がまだ温かいのに靴下をはかせるといやがる子どもも多いです。
後は衣類や寝具で調整するようにし、お風呂で得た熱を逃がさない工夫をしてみてください。
Photo by Lars Plougmann