子どもが生まれたら保険は見直したほうがいいのですが、それは必要な保障がまったく変わるからです。
夫婦だけなら、死亡保障はあまり要らないと言われていますが、小さな子どもがいるなら、死亡保障が必要になってきます。
今まで保険に入らず無頓着だった人も、万一事故などで死亡した場合、訴訟で多額を請求された場合などに備えておかなければ、子どもまで犠牲になってしまいます。
●家計を支えている大黒柱には死亡保障を
もし大黒柱に何かあったとき、子どもがまだ小さかったらそれ以降の養育費や教育費は誰が負担することになるのか考えてみてください。
子どもが大学を卒業するまでかかるお金は1000万円ともいわれていますし、生活費も必要です。
大黒柱が亡くなった場合、配偶者が働きに出るでしょうが一人親世帯に優しい世の中にはできていないと言う人も多いです。
ですから子どもが無事に学校を終えることができるだけの、あるいは当面家族が暮らしていけるだけの死亡保障の保険金をかけるべき、と言う人も多いのです。
●1日目から保証されているかでかなり違う
とはいえ、入院保険も大切な部分で、1日にかかる医療費は5000円と言う人もいますが食費や病衣代などはすべて自費ですし、そのほかにも必要な入院道具はたくさんあります。
最近は医療技術が進んで、日帰り手術や日帰り入院などが可能になりました。しかし古い制度の保険のままだと、最低3日以上でないと入院の保障がおりない、などという落とし穴があります。手術して入院もしたのに、保険金がもらえなかったという例も多いのです。
ですから入院日額が『1日目から保証』されている保険に入っておくと安心できるでしょう。
●家庭の個性に合わせて
基本的には、共済などの掛け捨ての保険で、必要最低限の保障がまかなえると言われています。
子どもの医療費が免除されている自治体も多いので、親だけ保険に入っておけば十分と考えられます。
しかし、子どもが生まれると何かとお金がかかるものですが、備えておきたい部分もたくさんあります。
その一つが保険であり、死亡保障や学資保険、入院保証などになるのです。
また子どもは病気をしやすく怪我も多いという心配がある方は子どもに傷害保険をかけたり、子ども用の医療保険に加入しておくのもいいでしょう。
今は医療と傷害の補償がセットになった保険もありますので、どの保険に加入するのがいいかよく考え、中立的な立場からアドバイスをくれるプランナーなどに相談してみてください。
Photo by Andrew Blight