今は低年齢のうちから英語教育や幼児教育などを受けさせ、子供の才能を伸ばそうと言う親御さんが多く見られます。
そのため幼稚園に通う子供が月曜日は水泳、火曜日はピアノ、水曜日は英語、木曜日は幼児教室、金曜日は体操教室など、平日何かしら習い事をしていることも珍しくありません。
しかし考えておきたいのは将来かかる子供の学費をいつ用意するのかと言うことです。
将来的にかかる学費は幼稚園から大学まで公立に進んだとしても760万円近くかかります。
さらにすべて私立に進むとすれば2000万円以上はかかりますし、医学部のように6年間通う大学を選べばさらにお金はかかります。
1ヶ月1万円貯めたとしても、子供が高校に入るまでにできる貯金額は192万円ですから到底足りません。
さらに小さいうちから習い事をさせ、出費を増やして貯金をしなかったために奨学金を得て大学に通う子供が増えています。
そして現在、奨学金を返済できないあるいは奨学金の返済で精一杯の若者が増えているのです。
このような事態にならないためにも、子供が小さいうちは少しでも貯金に回せるようやりくりすることが大切です。
習い事もいいのですが、将来かかる学費を考えた上で家計をやりくりしていかなければ、子供が大人になったときに苦労する可能性があります。
将来親も子供も学費で困らないためには、子供の学費がかからない小さいうちから貯金をし、将来かかる学費を捻出できるようにした方が賢明かもしれません。
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