少子化を加速させている理由の一つに、経済面での不安があります。
子供1人育てるためにはどのくらいの費用がかかり、年収にすればどのくらいが適切なのでしょう。
親の年収により子供の人数も決まってくるのでしょうか。
・1人の子供を育てるのに最低でも3000万円は必要!
晩婚化が進んだリ、そもそも結婚しない人も増えるなどの理由で、日本ではどんどん少子化が進んでいます。
結婚しても子供を作らないことを選んだり作っても1人だけだったり、また結婚しない人生を選ぶ人が増えている原因の一つに経済的な不安があるかと思います。
子育てにかかる費用は莫大なものですから、子供が欲しいと思っていても養育費の心配で1人だけにしようという夫婦も多いです。
1人の子供を育てるためには、具体的に3000万円は必要だと言われています。
これは最低限必要な教育費ですから、私立の学校を選んだりすればさらにかかります。
2人育てれば6000万円、3人育てれば9000万円が必要になってきます。
・500万円が子供1人を育てるのに適切な年収に!
具体的な金額を知ると、やはり子供を持つことに躊躇する気持ちになりますね。
1人の子供を育てるために必要な3000万円は、大学を卒業するまでにかかる費用なので、22年間で割ると年間で136万円が必要になります。
一般家庭の1月の生活費が30万円だとすれば年間360万円で、ここに子育ての費用の136万円をプラスすれば496万円ほどになります。
つまり500万円ほどが子供1人を育てるために適切な年収となります。
もちろん、500万円に満たない年収の方でも2人、3人と子供を育てている家庭はあります。
その分、切り詰めた生活となるので、子供を持つのに躊躇う人が増えているのでしょう。
子供1人を育てるためには年収500万円が適切であると計算できます。
親の年収で子供の人数が決まるわけではありませんが、ある程度の生活を維持するためには大きな問題となります。
Photo by Nate Davis