最近は幼稚園に入ってからおむつが外れるということも珍しくありませんから、焦ることはありません。
しかし最初の子どもとなると育児書を見たり、周りの子どもと比べたりしてしまうからそうもいかない人が多いでしょう。
●最近は早まらない傾向に
よく昔は1歳でおむつを外していたという話が多いのですが、おむつを無理やり早い時期に外してもおねしょが多い、おもらしを何度もする、トイレに頻繁に行く、意思疎通が取れずに何度も失敗するということがよくあります。
そのため最近は幼稚園に入る前にトイレトレーニングをはじめ、幼稚園に入るころにおむつを外してしまう親御さんが多いです。
3歳になっても、幼稚園に入ってからもおむつをしていると恥ずかしい、うちの子だけ遅れていると思う親御さんがいるのですが、案外幼稚園に入ってから、あっという間におむつが外れるお子さんも多いものです。
アメリカでは、おむつ外しを急ぐという考えがあまりなく、のんびり進めることが主流になってきていますが、日本でも同様の傾向があると考えられます。
●おむつ外しは子どものタイミング
おむつ外しで大切なことは子どもがおしっこやうんちをトイレでしたいと思えるように仕向けることです。
たとえばよく言われているのはトイレでおしっこなどができたらほめてあげるためのシール表を張る、DVDや絵本でトイレの認識度を高めることですが、最も効果的なのは親がトイレで排泄しているシーンを頻繁に見せたり声をかけてトイレに立ったりすることかと思います。
親の行動を見ていくうちに子どもはおしっこやうんちはトイレでするものという認識が生まれますし、トイレでの排泄ができたときに大げさにほめてあげれば子どもに自信が生まれ今後もトイレに行こうという気持ちになりあっという間におむつが外れてしまいます。
トイレでしなければならないという強制よりも、トイレですることが楽しいという気持ちを作ってあげましょう。
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