暖かい季節になると、そろそろトイレトレーニングを始めようかという家庭も増えてきます。
中断していた子も、また新たな気分で再開できるようになるでしょう。
トイレを好きになってもらうために、トイレトレーニング前にやっておきたい準備は?
●トイレは明るく、清潔に
子どもは雰囲気など、ちょっとした五感によって好き嫌いの感覚が左右されます。
大人が気にならない些細なことでも、子どもには嫌悪感や恐怖の原因になったりします。
もしトイレが薄暗いなら、明るい電球に変えたり、別のライトを追加して明るくしましょう。
汚れたり、古い感じがする空間も「怖い」と感じてしまうので、普段以上にこまめにお掃除をしたり、シミのついた部分は飾りで隠すなどしましょう。
子どもは匂いにも敏感なので、芳香剤やアロマ、防臭剤などで、親しみのある空間にしてあげましょう。
マットやタオルなども、子どもが好む、明るい色や、キャラクターにしたりすると、安心していけるようになります。
●トイレにいく楽しいきっかけを用意する
好きなキャラクターやぬいぐるみをおいて、「○○ちゃんにおはようを言いに行こう」と誘ったり、カレンダーのシールを貼りに行ったり。
トイレに行くための楽しいきっかけがあると、すんなりトイレに行ってくれます。
ただし、おもちゃをおいたり、過剰に飾ったりすると、遊びたくなり、気が散ってしまいます。
基本的には、トイレ=おしっこやうんちをするところ、なので、子どもが行きたがったとしても、用がない時にダラダラとトイレで遊ばせるのはやめましょう。
用がすんだら、なるべくすぐに出るようにしましょう。
●踏み台や補助便座を用意する
便器が大きすぎて、うまく踏ん張れない、不安定で落ちそうになる、などの場合、それがイヤでトイレを嫌うこともあります。
体格と便座のサイズを見て、踏み台や補助便座などを用意してあげましょう。
それでもうまくできない場合は、おまるを使わせるなど、臨機応変に対応しましょう。
いかがでしょうか?
わたしたち大人も、幼い頃にトイレが怖かった記憶はないでしょうか?
トイレの環境一つで、行くのが嫌で漏らしてしまったり、一人ですんなり行けたり、子どもの行動も変わってきます。
まずはトイレを見直してみると、トイレトレーニングがスムーズに進みそうです。
すでにおむつを卒業している子も、夜のトイレに一人でいけるようになるかもしれません。
Photo by heinz szolarz