今ではしっかりと育児に慣れたパパでも、新米パパの頃にはダメな行動をたくさんしていることがあり、些細なことがつもりつもって、ついには離婚すら考えた経験があるママもいます。
パパの積極的な育児参加が求められていますが、具体的にどのようにするのかはママと話し合う時間を持った方が良いでしょう。
これから紹介するのは、パパ自身はどれもいいことをしているつもりなのですが、かえってママの邪魔になっている可能性がある行動です。
●育児をやっているとアピールする
家事や育児で「これから赤ちゃんと遊んであげるから」「お皿洗っといたから」とかママに家事や育児をやっているとアピールするパパがいますが、家事や育児を行うのは当たり前のことなので、あまりアピールをされるとママはイラっとします。
ここは、黙ってさらっと済ませておくと、ママは後から気づいて、感謝の気持ちがあふれ、パパの助けに心強い気持ちになれます。
ただし、赤ちゃんのお世話はペース配分などがあるため、ミルクなどは「泣いてるから、もうミルクあげていいよね?」「着替えはこれを着せればいい?」など事前に軽く確認してくれると助かります。
●帰宅して赤ちゃんと遊ぼうとする
遅い時間に帰宅して赤ちゃんと遊んでしまうと、赤ちゃんははしゃいで眠らなくなってしまいます。
たまに早く帰宅できた場合も、子どもも喜んで、つい遊んであげたくなるのですが、寝かしつけ時間がずれて、子どもが眠りにくくなったり、翌朝起きられなくなることも。
子どもと遊んでくれる気持ちはありがたいのですが、寝かしつけの時間を把握しておいてもらいたいママは多くいます。
●赤ちゃんが泣いている理由を聞く
「どうして泣いてるの?」と赤ちゃんが泣く理由をママに聞くパパは多いそうです。
しかし、ママも最初は赤ちゃんが泣いている理由は解らないことが多いので、そのように聞かれると、赤ちゃんを泣かせていることを責められているように感じてしまうこともあります。どうして赤ちゃんが泣いているのか、パパも一緒に考えて欲しいのです。
●何も準備しないでお風呂に入れる
パパの役割になることが多いお風呂ですが、事前に準備をしなかったり、入れた後もママに任せっきりにしてしまうことがあります。
子どものお風呂は、浴室にいる時だけが仕事ではなく、事前にタオルや着替えの用意、浴室を出た後の子どもの着替えや保湿などのケアまで、全部含めて「お風呂」の作業なのです。
しかし、それに気づかず、ハイライトの場面だけを行って、「お風呂はバッチリ」と自負するパパが多いのが実情です。
最初から最後まで、まるごとパパにお風呂を任せたいと考えているママは多いようです。
●勝手にミルクをあげてしまう
泣いている赤ちゃんにとりあえずミルクを与えてしまうケースは、母乳とのバランスが取れなくなることや、赤ちゃんの肥満の原因になることが考えられます。
また、もう離乳食を始めているのに、空腹時にミルクを飲まされてしまうと、離乳食を食べなくなってしまいます。
せっかく気を利かせてくれてありがたいのですが、ぜひ、ママに一声かけてからミルクを与えてもらえるととても助かります。
いかがですか?
ご紹介したケースはどれも、あとわずかの気遣いさえあれば、文句なしに素敵なイクメンなので、さらに素敵なパパとなれるよう、ぜひ心に留めておいてください。
とはいえ、やらないパパに比べ、子どもに関わろうとしてくれるパパの気持ちは嬉しいもの。ママも嬉しいはずです。
Photo by Pete