大人にとっては何気ない日常的な生活の中でも、子供にとっては新鮮で興味をそそられる事がたくさんあります。
目や耳から入る刺激は脳を活性化するのにも役立ちますが、デジタル化され便利になった生活は子供の脳や体の発育の妨げになる事もあるのです。
・子供に本を読ませるコツとは?
子どもが遊ぶおもちゃも時代とともに様変わりしていますが、本を読むのはとても大切な事です。
ところが今の子供たちは絵本よりDVDを観る事が多くなっています。
寝る前に絵本を読み聞かせるのは、子供の寝付きを良くするためだけではなく、知育や親子のコミュニケーションなどいろいろなメリットもあるのです。
しかし最近の子供は文字を読むというよりも、映像を観る事の方が多くなっています。
この結果国語の成績が悪くなる傾向が見られます。
子供日本を読ませようとしても、DVDに慣れているからなかなか本に興味を示しません。
国語について心配した親御さんが子どもに本を与え、「これを読みなさい」と言って強制した結果、ますます国語が嫌いになり、その後、活字に対して非常に強い抵抗を示しほかの教科にまで悪影響を与えた、という残念なケースもありました。
読書もDVDを観るのと同じように、習慣にする事が大切です。
読書習慣がない子供にいきなり本を与え、読書をしなさいといってもあまりいい結果は導き出せないのです。
本を読むためには、国語力や読解力も必要です。
いきなり本を与えても基本的な力が備わっていないと、難しく感じてしまいます。
子供を読書好きにするには、調べ習慣を身につけさせましょう。
調べる時ネットは使わず、辞書や百科事典を使います。
決して親が手とり足とりやってはいけません。自分でやらせて、その後に、(軽い感じで)「どういうことなのか、お母さんわからないから、教えてちょうだい」と言って、子どもに説明させる方法です(親が知っていても、あえて知らないふりをするのもいいでしょう、また、子どもが小さくて自分で調べられないときは一緒に調べていきます)。
自分で調べる事で探究心が芽生えれば、それを読書習慣に繋げる事ができます。
Photo by Jan Krutisch