親にとって子供は、まだ自分の感情を泣いたり笑ったりすることで表現することしかできない存在だと思っている人も多いです。
しかし、泣いたり笑ったりを繰り返す中で、子供は親の気持ちを敏感にさっしているのです。
・親が悲しむと子供も悲しい
子供は親が悲しんだり悩んでいるとその気持ちを表情や、自分をあやすときの様子で敏感にくみ取ります。
コミュニケーションが言葉だけでないというのは、こういった触れ合いによって感じることもあるからです。
もちろん親が言葉で自分の気持ちを伝えても、言葉は理解できないためわかりません。
そこで、子供たちが親の気持ちを理解するために、習得したのが表情やふれあいで親の気持ちを察する能力なのです。
まだ子供が理解できていないだろうと、悲しみを感じたまま子育てしたり、すると、子供も悲しくなることがあります。
・子供は親の笑顔が好き
親が子供の笑顔を見てかわいいと思うのと同じように、子供も大好きな親には笑顔でいてほしいと思っています。
親が笑顔で接すれば情緒の安定した子が育ち、親が常にイラついた態度で接していれば、何とかして笑顔になってほしいと子供なりに親を笑わせようとします。
親は常に子育てなどで疲れていて、イライラすることが多いですが、子供と接するときはできるだけ笑顔で接してあげてください。
そうすれば情緒豊かに育ち、言葉に表さなくても親の気持ちに応えてくれる子供に育ってくれます。
子供は何もわからないで生活しているように見えて、親のふれあい方や表情から親の気持ちを敏感に察しています。
そうして親の期待に応えようとします。
Photo by Haylee Sherwood